お正月、成人の日、とおめでたい行事が続いていますが、ここ足寄動物化石博物館にはもう一つうれしいお知らせが飛び込んできました。
韓国の科学雑誌である『東亜サイエンス』の創立10周年を記念して開催された『第一回サイエンスイラスト公募展』において、当館の新村龍也学芸員が見事入 賞しました!作品のタイトルは『アショロカズハヒゲクジラの連続復元』で、足寄から産出している2500万年前の原始的なヒゲクジラであるアショロカズハ ヒゲクジラを、骨格の復元、筋肉の復元、皮膚の復元の三段階にわけて復元していく過程をイラストにしたものです。『サイエンスイラスト公募展』のその他の 受賞作品や詳しい情報などは、東亜サイエンスのウェブサイト(こちら!)で見ることができます(残念ながら韓国語だけのようですが)。
現在当館では、アショロカズハヒゲクジラの生きている状態を復元するプロジェクトが進行中で、このイラスト作品もこのプロジェクトの過程で生まれました。 最近来館された方は実物大の復元模型の作成作業をご覧になっていると思います。受賞作品は当館で展示しており、復元模型の作成作業も引き続き間近で見学す ることができます。皆様のお越しをお待ちしています。
この入賞のニュースは本日付け(1月11日)の朝日新聞の朝刊でも紹介されました。ぜひ合わせてご覧ください。